savepoint.org
(website/2002-2007)
URL: http://www.savepoint.org/

●2002年から継続している、個人のスナップ写真ウェブサイト。基本コンセプトは以下の通り。

『出会った風景を淡々とキャプチャーすること。 RPG世界を冒険中のデータセーブのように、 散歩する犬のマーキングのように。』
(about "savepoint"より)

●常にポケットサイズのデジカメを持ち歩き、生活の中で撮影したスナップ画像をウェブにアップロードする。
言葉は全く使わない。
画像の他には、シャッターを押した瞬間の正確な「日付・時刻」(デジカメ撮影時データを利用）と大体の「場所」だけを示す。
画角や構図といった絵作りを追求するのではなく、自分の視線の記録として、目の前の風景を淡々とデータセーブ（保存）に見立てて撮影する。

個人の視線をウェブ上に蓄積するとどうなるのか。 本来一人称のものである「視線」をウェブ上で共有し、更にはそうした視線同士が交錯していったらどうなるのだろう？
そんなことを考えて始めた試み。

●個人の視線と客観的なカメラアイとの狭間に存在する「スナップ」。ウェブカムのように、私的現実を公開する。
しかしながら、そこに形作られるのは意識的／無意識的に選択され「私」の視界としてカメラに収められた人工的な日常空間。

●この試みは、その時々、目の前に現れた風景によって様々な意味と、作品制作への示唆を私にもたらしている。
今後も継続してゆく予定。

●インターフェースは極力シンプルなものとし、TOPページがそのまま毎日のサムネイル一覧、つまりコンテンツの本体となる。
スクロールで検索できる縦長のページは管理も容易で無理なく継続できる。
1-2年経過したものはアーカイブインデックスにまとめられるようになっている。

●上記の基本コンセプトに、過去様々なオプションを加えて試行してきた。（デジタル台風サイトによるその時刻の日本上空の気象衛星画像とのリンクや、Googleマップの衛星地表画像による撮影場所へのリンク、その日起こった出来事のニュースへのリンクなど）

現在はSNS（ソーシャルネットワーキングサービス）「mixi」の日記機能との連動も試みている。